NewJ-BAR溶接について

NewJ-BAR溶接

従来の杭頭補強筋と鋼管とのフレアー溶接は、開発標準に適合しない粗い面での溶接となり、欠陥が極めて発生しやすい方法でした。一方では、鋼管を使用した基礎杭工法（鋼管杭、SC杭、鋼管場所打ち杭）が増えるに従い、鋼管との溶接部の健全性を高める必要性が生じ、現在の異形棒鋼を使用した杭頭補強溶接が問題視されておりました。

そこで開発されたNewJ-BAR溶接は開先付き異形棒鋼NewJ-BARは、健全な溶接のためにJSSC（日本鋼構造協会）の規格に適合したJ形開先を成型・溶接構造用鋼材と同等の成分調整をした異形棒鋼（杭頭補強筋）圧接方法です。

NewJ-BAR利用のメリットとして
・溶接部の健全性の向上 J型開先と化学成分調整により、初層の溶け込み品質が向上し、かつ溶接割れなどの溶接欠陥が抑制され、極めて健全で信頼性の高い溶接部を形成可能
・溶接部の品質管理を容易
・溶接金属量の低減と溶接期間の短縮
・トータル・コストダウン
が挙げられます。

NewJ-BAR溶接の作業風景